わたしキレイ!!
「わたしキレイ!!」
魅力を生かすメイクセラピー
【目的】
似合うカラーでメイクがしたい。
【悩み】
普段のメイクは眉毛だけを描くか、気が向いた時だけ他にも色をのせてみたりする。
しっかりメイクをすると、化粧映えがする為、家族にケバイと言われてしまう。
【オーダー】
ケバくならずに、ナチュラルなメイクがしたい。
可愛いというよりもキレイ目の方が好き。
女性らしい感じで、知的さも欲しい。
あなたの元々もっている魅力を輝かせるメイク
ケバくならない自然なメイクでも、あなたの生まれ持った魅力が輝く方法があること、ご存知ですか?
先日、ちょうど
「自分に似合う色でメイクしたい」
という女性のクライアント様がいらっしゃいました。
そこで先ず、パーソナルカラー診断で、クライアントさんの魅力を惹きたてる色を知ります。
※「パーソナルカラー診断」についてはこちら
彼女の魅力を惹きたてる色が分かったところで、メイクセラピー開始です。
まずはイメージが湧きやすいよう、
「憧れるお顔や、メイクをしている芸能人はいらっしゃいますか?」
と質問。
しかし、あまりテレビを観ないようで「憧れの芸能人も特にいません……」というお答えが。
ご自身の中で目指すメイクも、まだはっきりとしていませんでした。
そこで「普段のメイクで意識していることは?」と尋ねると、こんなお答えが。
「普段は眉毛を描いて終わりか、気が向いた時にだけ他のポイントメイクをします。
ただ、フルメイクをするとお化粧映えするせいか、家族に”ケバイ”って言われてしまうんです!」
当初は「似合う色でメイクしたい」というのが、彼女がご自身で意識している今回のメイクのゴールでした。
しかし、よくお話を聞いてみると、
「フルメイクをするとケバくなってしまう」のが悩みであること、
「可愛らしい女性よりも、どちらかというとキレイ目なメイクをしたい」
「女性らしいけど、知的な感じにも見られたい」
という、彼女の本当のゴールが見えてきました。
今回のメイクセラピーのゴールが定まったところで、
そのゴールと、彼女の元々もっている魅力のすり合せを行います。
そこで行うのが、クライアントさんの「お顔の印象分析」です。
お顔のパーツの形や大きさ、配置などで、お顔の印象は全く違ってきます。
そこを分析し、どういった魅力がクライアントさんのお顔に詰め込まれているのか、お伝えしていきます。
これが「ワタシの魅力はワタシだけのもの」、私のキーフレーズとなているのです。
お顔の印象分析の結果はこのようになりました。
【彼女の元々もっている魅力】
①・切れ長の目元・スッと通った鼻筋・薄い唇:線を表しており、キレイな印象
②・色白で透明感のあるお肌:女性らしい印象
③・左右の目が離れ気味:幼い印象・セクシーな印象
ここで今回の彼女のゴールとすり合わせていくと、
①と②の部分を活かしたメイクを施せば、キレイで女性らしい魅力がさらに輝くことが分かりました。
ここに色やメイクの技術を用いて知的なイメージを追加すれば、今回の彼女のメイクのゴールが決まります!
【メイク方法】
メイクでは、透明感のある白いお肌を活かす為、艶のあるベースメイクをタッチアップで。
【タッチアップ】
1.スポンジにお水か化粧水を含ませ、硬く絞ります。
2.1のスポンジにリキッドタイプのファンデーションをたっぷりと含ませます。
3.お顔の中心部分から外側へ向かって、先ずはチークをのせた部分にスポンジを滑らせます。
4.次に目元、眉毛、口元に滑らせます。
この方法でタッチアップを行うと、
お顔にのせていたポイントメイクがスポンジで拭取られ、同時にスポンジに含ませたファンデーションがお顔にキレイにのります。
会社帰りなどのアフターファイブのメイク直しにも代用することができます。
また、水分を含ませたスポンジでファンデーションを載せると、肌にファンデーションがしっかりと密着するので、メイク崩れ防止にもなります。
【ポイントメイク】
・目元は知的な印象を与えるために、目頭から黒目の上だけにカラーをのせます。
・カラーは、クライアントさんのパーソナルカラーの中からチョイス。
・青みが得意なクライアントさんに、知的さを表現してくれるネイビーのアイライナーを使って目元を引き締めました。
・ケバくならずナチュラルに仕上げるために、アイライナーはまつ毛とまつ毛の隙間をチョンチョンと埋める程度にのせます。
・チークはナチュラルメイクに合わせ主張しないように、血色を加える程度に。
・白い肌を引立てる桜色のチークを、頬の高い位置から斜めにのせます。
・この時、黒目よりも内側にチークをのせてしまうと幼い印象になってしまうので、黒目の下あたりまでで止めます。
・横顔もキレイに魅せるために耳の手前までしっかりとぼかして。
・チークを肌と一体化させるために、チークの上からフェイスパウダーをブラシでサササッとのせます。
・フェイスパウダーに細かいラメやパール感が入っているものを選ぶと、光の反射で更にお肌に透明感がでます。
・スッと通った鼻筋を活かすためにハイライトをTゾーンへ細く。顎にもひとハケ。
・リップはチークと同じ同系色を、じか塗りします。
・ラフにのせると、ナチュラルを通り越してだらしない印象を与えてしまいますので、唇のラインに沿ってしっかりとのせます。
・最後にお顔の額縁である眉毛のメイク。眉毛は直線で男性的な印象だったので、細くなり過ぎず自然なアーチ形にします。
・髪色と同じ色にすることで、ここでも軽すぎない知的な印象を加えます。
・眉間は左右の目の幅よりも若干狭くすることで、可愛らしい魅力からぐっと大人キレイな魅力へ。
こうして半顔が完成したところで、クライアントさんには、残り半分の普段のメイクが残ったままのお顔との違いを見ていただきました。
そして、残った普段のメイクをご自身でタッチアップ&メイクをしていただきます。
このプロセスで、次の日からこのメイクを、ご自身で再現できるようにしっかりとお勉強していただきます。
フルメイクが完成した後は、改めて鏡でご自身のお顔を見てこの度2回目の感動へ。
「わたしキレイ!!」
「可愛い!!」
ほぼすべてのクライアントさんからは、ご自身への褒め言葉が飛び出してきます。
これこそが、私がメイクセラピーを続けている理由です。
ご自分の顔をみて、ご自身で褒めるんですよ。
なんて素敵な瞬間でしょう。
皆さん、キラキラと目を輝かせて、
鏡を色々な角度からじっくりと長い時間見ているのです。
ああ、女性はなんて美しいのだろうと、改めて思う瞬間でもあります。
この様な手順で、クライアントさんご自身が元々もっている魅力を活かすメイクセラピーを行っていきます。
メイクセラピーやパーソナルカラー診断を行う上で、私が一番大切にしていることは、ご本人がもともと持っている魅力を、きちんとお伝えすることです。
論理的に魅力をお伝えすることで、照れくさい気持ちを越えて、ご自身への理解や受容へと繋がっていきます。
フルメイクが終わった後には、「このままお出かけしよう♪」と言って、メイク用品を買いに行かれたり、何処かへお出かけになられる方が大勢いらっしゃいます。
あなたも鏡をみて、もう一度ご自分の魅力を見つめなおしてみてください。
マンネリ化したメイクや流行りのメイクが、ガラッと変わるかもしれませんね。